現在岡山県にはインフルエンザ注意報が発令されています。
当院では今週一週間はさらにインフルエンザの方が増えています。
注意報から警報レベルになってきている印象です。
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-101155.html
当院では今シーズンからインフルエンザ検査に自動分析装置を導入しました。
自動で分析してくれるため待ち時間の短縮やスタッフが検査を確認する時間を減らせるなど作業の効率化につながることを期待しています。
インフルエンザ治療薬もゾフルーザという新薬が発売されており、選択肢が増えています。
ゾフルーザはタミフルなどの今までの治療薬とは違う作用機序のお薬で、一回内服するだけの内服薬になります。
今までも一回のみの治療薬はありましたが吸入するタイプのものでした。
一回だけの吸入だとうまく吸えないなどの失敗例があることが問題視されていました。
またゾフルーザは解熱までの時間など症状を改善させるスピードはタミフルなどと差がないのですが、ウイルス検出時間が短くなると報告されています。
つまり家族内などへの感染拡大を防ぐことが期待されます。
ただし一回のみの内服なので中止ができないというデメリットもあります。
またタミフルに比べると少し高価な薬になり、特に体重80kgを超えると内服量が倍になるのでさらにコストがかかることになります。
状況に応じて治療薬を選択する必要がありそうです。
いずれにしても高熱が続く、周囲にインフルエンザ罹患された方がいるなど怪しい症状があれば早めの医療機関受診を検討してください。
倉敷市児島柳田町598-2
小河原耳鼻咽喉科
小河原悠哉