この週末横浜で行われた第119回日本耳鼻咽喉科学会学術講演会に参加してきました。



 

朝から夕方まで一日中薄暗い会場で講演を聞きました。

 

梅雨入り前の貴重な快晴の週末に・・・・・

 

ちょっと精神的につらいものがありました。

 

それでもたくさんの面白い話が聞けました。

 

その中でも特に印象的だったのがナノ医療、ナノマシン、ナノテクノロジーの講演でした。

 

「ナノ」とは10−9倍のことです。

 

つまりマイクロ(10−6)よりさらに小さい単位のことです。

 

ナノ医療とはナノメートルの精度で作られた加工技術(ナノテクノロジー)で作られた機械(ナノマシン)で行われる医療のことです。

 

公演されたナノ医療イノベーションセンターの片岡先生のお話では「体内の微小環境を自立巡回して診断・治療を行うナノマシン」の開発を目標にプロジェクトが進んでいるとのことでした。

 

達成目標は約30年先とのことでしたが、現在すでにこのナノテクノロジーを使ってウイルス程度のサイズ(~50nm)の高分子ミセルを作り、特定の細胞(例えばがん細胞)をピンポイントで狙い撃つ薬物運搬方法が開発され、治験段階にあるとのことでした。

 

より有効でより安全な医薬品がそう遠くない未来にでてくるのだなぁと、話を聞いてワクワクしました。

 

今後の展開が楽しみです。

 

倉敷市児島柳田町598-2

小河原耳鼻咽喉科

小河原悠哉